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大○巫女茶屋
〜身替り餅〜


作:mulu.w


 この話はフィクションであり、実在の店舗、人物等とは何の関係もありません。

−3−





……ハァハァ…
 2度目で覚悟ができていてもやはり苦しい。

…ハァ…

 少し落ち着いてきたところで、僕は確認の為に自分の身体を見下ろす。



……!?

 目の前には、白衣。
 その下には緋袴。

 両の手を前に持って来て確認する。
 先程までと同じ、小さな手。

…身体の上の方から血の気が引いていくのがわかる。
 おそるおそる正面を向き直る。


 そこには『僕』がいた。





 何度も餅を使ってみたが、結局駄目だった。
 明日までに色々調査してもらうことを約束して、僕らはとりあえず帰宅することにした。


 ぽふん。
『彼』に座椅子を勧めて、僕はベッドに腰掛けた。
『彼女』は親との同居なので二人で『帰る』わけにはいかないので、一人暮らしの僕の部屋に来ているのだ。

「これからどうしよう?」
「………」
「………」

 沈黙が落ちる。
 これからは僕は『彼女』として、彼女は『僕』として生きていくしかないとわかり切ってはいるのだが。

……?『彼』の様子がおかしい。
 こころなし顔が赤くなってきているような?
「どうかした?」
「あ……あの………」
「?」
「…おトイレ……」



 私は、案内されるままにトイレに入り、便器の前に立った。
 男の子のおしっこってどうやれば…

……そうだ!
 こういうのって『身体』が覚えているよね。



 僕は、ベッドに座ったまま、膝の上で組んだ手を見つめていた。
 そういえば、着替えるだけの心の余裕がなかったから、そのままの格好に上着を着るだけで来ちゃったな。

 ぱたん。
 トイレのドアが閉まる音がして、『彼』が帰ってきた。

『彼』は先刻まで座っていた座椅子ではなく、こちらへ歩いてきた。
 なんとはなしに彼を見上げる僕。

 突然、『彼』は僕の両肩を掴むと、ベッドへ押し倒した。
「!?」

『彼』の乱暴な行為にほとんど身動きが取れない僕。
 力では抵抗できない…

『彼』が僕の白衣の合わせをこじ開け、上着を剥ぎ取ると、僕の胸の2つの肌色の丘が露わになった。
 僕は自分の胸を見下ろした。それは間違いなく、僕の胸に存在した。
『彼』の手が、唇が、僕の上半身を這い回る。

「あふ。あっ」
 僕の唇から喘ぎ声が漏れる。
 頭が真っ白になる。


 ハッ…ハッ……ハッ………
 いつのまにか、胸を這いまわっていたモノが動きをやめた為、少し余裕の出来た僕は、頭を動かして自分の下半身を見下ろす。
 先程まで下半身を覆っていた袴は脱がされていて、僕の胴の向こうには、両脚に挟まれた肌色の三角地帯が見える。
 当たり前だが、そこには、僕の見慣れたモノはなかった。
 頭ではわかっていたが、実際に『無い』のを自分の目で確認してしまった。

『彼』は…?
『彼』の居る方に目を向けると、『彼』は既に全裸になっており、僕にのしかかってくるところだった。

「うっ」
 またもや布団に押し付けられる僕。

 目を向ければ、『彼』の下半身のモノが見えた。
 ほんの数時間前までは僕のモノだったモノ。

『彼』のモノが僕の股間に触れる。
「ちょっ」
 それだけは…それだけは…
 最後の力を振り絞って身をよじって抵抗する。

…ぺし。
 出鱈目に暴れる僕の手が『彼』の頬に当たった。

『彼』の目に理性が戻ってくる。
「え?」
 正気に戻ったようだ。

 状況が飲み込めてくる『彼』
 またもや顔は真っ赤になっている。
「ごめんなさい」
 僕は小さく頷く。こくこく。
「…でも、これって、我慢できそうもないみたい」

『彼』は僕をベッドに押さえつけると、僕の耳元に唇を寄せて囁いた。
「あのね……私の身体、『はじめて』なの。なるべく痛くないようにするね」
「!?」



むちゃくちゃ痛かった。泣いた。


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