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大○巫女茶屋
〜身替り餅〜
作:mulu.w
この話はフィクションであり、実在の店舗、人物等とは何の関係もありません。
−4−
『私』は、水色のワンピースの自分を見て、おかしなところは無いか全身鏡で確認した。
「よし。行こか」
あの翌日、二人で待ち合わせて店に着くと、店のシャッターは下りていた。
「短い間でしたがご愛顧ありがとうございました
−月−日をもちまして当店は閉店致しました
店主」
完全に手がかりを失った僕らは、またもや僕の部屋で作戦会議をすることになった。
帰宅して、玄関ドアを開けると、封筒が落ちていた。ドアポストから入れられたようだ。
封筒には僕等二人の名前が書かれてた。
「ご迷惑をお掛け致しております。
今回の件の調査が完了致しましたのでご連絡致します。
・お客様がご使用なされた『身替り餅』を取り違えたのが原因と判明致しました
逆の『身替り餅』を使用した為、『魂』が入れ替わったまま固定化されてしまったようです」
…この後には、慰謝料が提示されているのみだ。
ここで、従業員だった彼女はともかく、僕の名前も住所も教えていないことに思い至った。
最近ようやくスカートにもこの生活にも慣れて来たように思う。
当初、『私』は短大生、『彼』は大学生としてやっていけるのか不安だったのだが…
色々やっているうちに、私達の頭の中には、入れ替わる前の二人分の知識が『どちらもある』ことがわかった。
記憶を取り出すコツがわかってからは特に問題なくやっていけた。
『彼』のほうはというと、『僕』として大学生活を最大限楽しんでいるように見える。
『私』は『彼』の彼女として上手くやっているように思える。
夜の生活も…『彼』、結構激し………
思わず思い出し赤面してしまった。
……そろそろ待ち合わせの時間なんだけど…
あ。
『私』は手を振ると『彼』の方へ駆け出した。
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